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しかし歴史が変化にするにつれ、髪や瞳の色の違いから、変わり者として避けられる存在となってしまった。
それに追い打ちをかけるような事件が、誰もが忘れてはいけない【原爆】を落とされる20年前に遡る。
人々がいつとも変わらない日常…。
「あらあら、今日は変な天気ね…」
一人の女性が玄関先で水撒きをしている時、空は雲に覆われ赤紫色の何とも不気味な表情をいていた。
ズズズ...
その時、空に亀裂がはしりそこは歪んでいた。
地上にいた人々が足を止め何事かと視線が一点に注がれる。
「な!なんだあれは!」
男の1人そんなことを言った。
次元から龍だろうか。
黒い鱗に鋭い爪そして紅い眼。
その巨大な体を雲に絡ませ何かを伺っているようだ。
地上では悲鳴や驚きの声を出して混乱している。
スゥゥ...
しばらく動きをみせなかった龍が口から発光を帯びた魂をだし、それはみるみる内に大きくなっていく…
そして…
ズガーーン!!!
飛んできたと思った時。
今まで民家や商店街があったものが一瞬にして荒れ地へと変わった。
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