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「ゼィッ・・・ゼィッ・・・」
夢中で走った。
手には血、まだあの男を刺した感覚がリアルに残る。
「・・・っっはぁ・・・ここは・・・どこだ?」
息を切らして、周りを見渡すと大きな館が目の前に現れた。
「“夢屋”?・・・あのロウ人形館か・・・?」
男が呟き一歩後退る
夜の人形館は不気味なことこの上無い
(確か・・・ここは若い夫婦が趣味で経営してるとか聞いたな・・・英雄達が飾られてんだっけ?)
―ギィ―
「!!!」
突然開いた扉に驚き飛び退く
「いらっしゃいませ。ようこそ、夢屋へ・・・」
突然現れた女性が頭を下げて微笑んでいいた・・・
「いらっしゃいませ?なんの事だ・・・」
「ご予約承っております、どうぞ、こちらへ・・・」
男の言葉など聞かずに女性は無理矢理男を館に招き入れた
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