~第四章夢のアト~

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―トントンットントンッ― 朝、下の台所から包丁の音が響く。 「・・・誰・・・」 この家には、私と双子の弟しか居ないハズ・・・ 弟は料理が下手で私が台所の出入りを禁止した。 ―トントンットントンッ― 慣れたように一定のリズムを刻み包丁の音が響く 『雪~、柊~、いい加減起きなさい!』 ・・・へ?母さんの声・・・? 有り得ない、有り得ない・・・母さんはもう居ない・・・ ―ドンドンッ― 「雪っ!雪っ!」 人が考えるをまとめてるときに・・・💢 「・・・なによ・・・」 「なんで、母さんと父さんが居るんだよっ!」 「・・・知るか💢」 『二人共いい加減にしなさいっ!💢』 中々降りて来ない私達に我慢の限界が来たのか、母さんとそっくりな声の持ち主が階段を上がって来た。 『雪っ!柊っ!お父さんはもうテーブルについてますよっ!💢早く降りてらっしゃいっ!』 私達はその場に固まった。 母さんが死んでしまった当時のままで、私達の目の前に立っていたのだ。 「母さん・・・?」 『なぁに?雪?』 「えっ・・・とぉ・・・おはよう///」 『はいおはよう、さ、二人共早く降りてらっしゃい。朝ご飯が冷めるわ』 「・・・へい・・・」 私達は促されるまま階段を降りた。 .
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