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なんで・・・?
私の頭に一番先に横切った言葉がそれだった・・・
下に着くと父さんがもうすでにいつもの椅子に座っている・・・
そこは二人が死んでからは柊の席になっていた・・・
「どうしたんだ、雪?早く座りなさい。」
父さんの声が響く
「・・・雪・・・」
柊の声が私を我に返した。
「さ、食べましょ♪今日は二人が大好きなオムライスよ」
低血圧な私にはかなりキツイチョイス・・・
でも、暖かいそれを私は食べる。
母さんのオムライスはいつもバターが少し強くて、料理下手な母さんらしい味・・・
「どう?今日はいつもより美味しい?」
母さんは少し緊張しているのか、真剣な目で私達を見守る。
「いつもよりかは、旨いな(笑)」
父さんがからかうように言う
「Σいつもよりって!まるでいつも不味いみたいに・・・」
「否定は出来ないだろ?」
父さんは涼しい顔でコーヒーを飲むと、新聞を開く。
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