第2章

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そして、お父さんがリビングに入ってきた。 「世久…あいつ、マジでお前のことが気に入ったみたいだぞ…」 お父さんが落ち込んでいる… 「お父さん…僕、すごく怖い…」 僕は上目遣いでじっとお父さんを見つめてみた。 こういう時に可愛い子ぶると、今後のお小遣いアップに繋がるから… …お父さんは、みるみる内に赤くなる。 「よ、世久…大丈夫だ!お父さんが優しく護身術教えてやるからな!」 「あー、ちょっと!妻に接する時よりも優しいじゃない!」 お母さんは、苦笑い… 「お兄ちゃん、ウチより可愛い!お父さん真っ赤じゃん」 未久は、ネイルを塗りながらケラケラ笑っていた。 そのあと僕は丁寧に護身術…というより暴力?を教えてもらった。 これで、不良に絡まれても大丈夫…かな?
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