4088人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は午後の授業を受けながら、色々と考えていた。
隆司さん…本気っぽいなぁ…
別に僕、男同士だから とかは気にしないけど…
不良だから、不安…
そして、ついに放課後になってしまった…
「世久、一緒に帰ろーぜ」
いつものように同じ帰り道の友達に声を掛けられる。
どうしよう…
「んーと…その…」
「なんだ?世久、俺達と帰りたくないのかー?もしかして、恋人でも出来たとか?」
友達がからかってくる。
「いや、別に…」
「じゃー早く帰ろうぜ」
そう言われてしまい、友達と一緒に教室から出た…その時。
「世久さんに触ってんじゃねーよ!」
出た…隆司さんだ…
友達は短く悲鳴を上げて逃げていく…
「世久さんっ!邪魔者は消えましたし、帰りましょう」
僕は半ば強引に、隆司さんに手を引かれて下校した…
最初のコメントを投稿しよう!