第1章

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そして、僕はその中の1人に捕まえられる。 「うわっ!離して…やだっ」 「おい、コイツ男のくせにすげー可愛いんだけど… たまには男もヤってみようぜ」 僕は強い力で壁に押さえ付けられる。 「ちょっと…やめて!…んっ?!」 …抵抗も虚しく、あっさりと僕の唇はカサカサした生暖かい物に奪われてしまった… 僕のファーストキスが…知らない男に奪われた。 これから何をされるのか…それを考えると、涙が出てきた。 「可愛い…キスしただけで泣くなんて女みてぇ!もっと泣かせてやろうか?」 男は僕の着ていたシャツのボタンを力任せに外していく… 力なら勝てない…けれど、このままやられっぱなしじゃ僕は… そう考えたとき、僕の頭に熱く血が昇るのを感じた。
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