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そして、僕はその中の1人に捕まえられる。
「うわっ!離して…やだっ」
「おい、コイツ男のくせにすげー可愛いんだけど…
たまには男もヤってみようぜ」
僕は強い力で壁に押さえ付けられる。
「ちょっと…やめて!…んっ?!」
…抵抗も虚しく、あっさりと僕の唇はカサカサした生暖かい物に奪われてしまった…
僕のファーストキスが…知らない男に奪われた。
これから何をされるのか…それを考えると、涙が出てきた。
「可愛い…キスしただけで泣くなんて女みてぇ!もっと泣かせてやろうか?」
男は僕の着ていたシャツのボタンを力任せに外していく…
力なら勝てない…けれど、このままやられっぱなしじゃ僕は…
そう考えたとき、僕の頭に熱く血が昇るのを感じた。
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