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でも、僕は力が無いから道具を使うしかない…
ジーパンのポケットから取り出したのは、護身用にお父さんにもらったスタンガン。こんな物を使う日が来るとは思わなかった…
スイッチを入れると、バチバチと光る。
それを目の前の男に押し付けた…
「うわぁぁっ!」
悲鳴が上がり、その体がふらついた。
ざまあみろ…!
と、
「やってくれるじゃねぇか、ガキのくせに…!」
いつの間にか近寄ってきた他の男に思い切り突き飛ばされる。
その衝撃でスタンガンを落としてしまった。
あれが無いと…僕は何も出来ない!このままじゃ…
…その時だった。
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