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刻の始まりを告げる鐘交差する運命(さだめ)を、一つ
過ぎた過去の優しさ迷子手を引く長い影
進む未来(さき)の鬼畜を細い剣を友に耐えて
刻の始まりを告げる鐘誇れよ王国剣士よ
破れた楽譜 失くした歌を永久(とこしえ)紡ぐ吟遊詩人に
かたかた 歯車がゆらり、揺れて 揺れて
旅の賢者も知ぬ(ちぬ)異国の旋律を、背中に
ひらひら 降り積もる雪よ、廻り 廻れ
そして彼女の住む街を白く白く染めろよ 醜さ隠せよ
嫉妬、強欲、傲慢、貪りに怠惰、怒りに、色欲、七つの罪らを
この棺示せ羅針盤羊皮紙に綴るは戦
骨と血肉と絶望の獄で運命を語る
真理 手をかけて
はらはら 血飛沫の雨が、舞って 舞って
毎夜 洞(うろ)の宴 悪夢に招かれて、足掻き
かたかた 歯車がゆらり、揺れて 揺れて
僕は何度生を受けても同じ道を 選ぶさ
母に似た面影 君に、求め 求め
だから彼女の住む街を白く白く染めろよ 静寂飾れよ
自制、慎重、信仰、不屈や希望も、勇気に、博愛、七つの美徳を
刻の終焉(ピリオド)を告げる鐘
愚かな過ちの御伽
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