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授業は寝て過ごし、気付けば昼休み。俺とポニテはさっきの件について職員室で叱られていた。
……なんで俺まで?と言いたいが、いいや。
説教が終了し、俺とポニテは職員室から出る。
「……なんで俺まで」
「はぁ?元々はアンタのせいでしょ!!」
あーコイツに聞いたのが間違いだった。
「……ん?」
俺は廊下の角に「ある奴」がいるのに気付く。
それにしてもあんなとこでなにしてんだ?
「……おーい。なにしてんだ?」
俺は奴に話かけた。
「ゲ!!バレてたカ?ところで何してたノ」
髪の毛でバレバレだ。相変わらず語尾が面白いな。
「何って……叱られてた」
「え?初日からケンカ吹っ掛けたりしたのカ?」
ちなみにこいつの名前は五十嵐健次(いがらし けんじ)小学校からの友達だ。
無駄に高い身長と、逆立った髪の毛が特徴。ウザい奴だが何気にいい奴だったりする。
「いやいや。さすがにしねーよ」
「じャ、なんデ?」
「俺が知るかバーロー」
つーか教室戻らせろ。いい加減腹減ったわ。
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