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「あいつ…留学するんだとよ…。で、俺は美咲と離れたくないから反対したんだ。そしたら別れるって…」
「美咲さんらしいといえばそうだな…あの人は他人に指図されるのを最も嫌っている。それくらいお前も知ってるだろ?」
俺は言いながら、未だ踞る皐月と目線を合わす為にしゃがみこんだ。
長話をしている暇ではないのだがこの際仕方ない……。
ぜってぇ明日は風邪引くな…
雨は今も尚、降り続けている。
俺は意味が無いと知りつつも、一応傘をさした。
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