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第一章~出合い~
………………
うっ……腹が圧縮される…誰だ人の腹にのって私の睡眠を邪魔するのは……しかし、人が乗っているのならやけに軽い三十キロぐらいだろうか…
しかし、軽いとは言っても三十キロぐらいだ流石にキツいかも…
私は目を擦りながらその乗っかっている主を見た。
その主は白雪マナだった。小柄な女の子で外見は約十二歳ぐらい(本当は十八歳)髪は金髪のツインテールで黙々と人の腹の上で本を読んでいる。
「マナちゃん…起こしてくれるのは良いんだけど…毎回人の腹の上で本読むのやめてくれる…」私は起き上がれないのでそのまま話し掛けた。
「………………ごはん」その一言だけ告げマナちゃんは部屋を後にした。孤児院に来て会ってからまともに話したことがない…
もう十年も経つのに必要最低限言葉しか喋ってくれない…私て嫌われてるのかな…?
私は、起き上がると部屋を後にしみんなが待つ食堂へと向かった。
部屋を出て階段を降りて行くと何やら食堂の方から変な空気が…
いつもの事思い出す入るのを戸惑った。
しかし、お腹の虫がなる空腹をものすごく訴えてくる嫌でも行くしかないようだ…
私は食堂の扉に手を掛けた。
決心の覚悟で扉を開けた。
異臭が臭う…臭いと言う限度を超えているいつもの事なのにまだなれない…
「お…おはようごさいますリーサさん…」気が遠くなりそうなところ孤児院の管理者の白雪リーサさんに挨拶をした。
リーサさんはマナちゃんのお母さんでスタイル抜群!頭脳明晰、魔法使いの中でも1位、2位を争う腕だが料理と機械だけは駄目で料理は見た目最悪、匂い最悪、味は普通、どうやったらこんな料理作れるのか…
「あら、やっとお目覚めねシリアちゃん♪」満面な笑みでこちらをみた。回りを見ると子供達が鼻をつまみながらイスに座り気を失っている無理もない、いつものよりすごい臭いなのだ…「今日は、コーンスープよ、自信作だから冷める前に食べてね」そういうと私の前に出した。
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