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「み~つる~」
羽祢が女の子の腕を掴み美鶴の所へ連れてきた。
「ハァハァ、もう帰るの?」
『う、うん。ペコッ』
「この子が美鶴ちゃんか♪ハネっちから話聞いてるょ~♪じゃ行こっか♪」
「ちょ!まっ……」
その女に腕を掴まれ強引に連れてかれる美鶴。何がなんだか分からなかった。
「じゃハナっち任しといてね~♪」
「みぽりん頼んだょ━☆」
羽祢はついて来ないらしい。戸惑う美鶴をよそに女は街の方に歩き出している。
何も分からない状況で美鶴がただひとつ分かった事はこの女が「みぽりん」だということだけだった。
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