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「うん、全員揃ったね♪」
ぼーっとしていた時に不意に聞こえたのは朝聞いた声
慌てて我に返ると、白河先生と俺を含む生徒が4人いた
「今からなにするんですか?」
サバサバした声が白河先生を問いた。おそらく俺と同じ待遇の生徒だろう
一応言っておくが質問した声の主は女子だ。
「今からはちょっと軽い身体検査と魔力検査をしますね。それじゃ着いて来て下さい」
白河先生はそう言って、講堂を後にした。俺達4人もそれな習って着いて行った。
にしても皐月も大袈裟過ぎるだろ…たかが検査だけで深刻な話して
その頃皐月と藍華は
「如月くん、ちょっと可哀相だね」
「夢苳くんは新入生だし仕方ないよ、多分帰る頃には動けなくなってるかな」
二人はクスクスと笑っていた。これから起こることを想像しながら
俺達が着いたのは馬鹿でかい保健室だった
とりあえずここで身体検査かな?
このままの恰好ではまずいらしく、保健室に付いている更衣室で男女別れて着替えることになった
男子は一人だけではなく、俺以外に一人居た。
「俺、如月夢苳。よろしく」
誰かが自己紹介しなさいと言うわけでもなく、なんとなく会話を成り立たせようと自分から率先して話し掛けてあげた
偉いぞ俺!素晴らしい心掛けだ!
「僕は上条灯麻(カミジョウ トウマ)こちらこそよろしく」
灯麻は憎たらしい程綺麗なスマイルで握手を求めて来た。
畜生…なんだその笑顔は……俺が女だったら多分惚れてるかもな……
いや、ぶっちゃけ男の俺でも少しドキッってなったぞバカヤロー!
仕方なく俺は差し出された手を握り返してやった。
あれ?…手が離れない……
「おぃ…いい加減離してくれないか?」
いつの間にか灯麻は俺の握手した手を両手で包み込んでやがる。
「ぁ…ゴメンゴメン」
そう言ってようやく手を離してもらえた
こいつ多分ホモっ気あるな!ならさっきの握手は失敗したなぁ……
ん!?待てよ……上条……まさか…!
「まさかお前……西の灯麻か!?」
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