第零話―プロローグ―

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しかしさっきからずっと歩きながら話していたのに着く気配が全くない 「因みに聞くけど…講堂室だけで幾つあるんだ?」 「「7つ」」 「……――――」 少しの時間無言になる そしてまた俺は驚きの余り均衡を破り叫んだ 「はぁあぁぁぁあああ!???」 いやいや…おかしいにも程がある、いくら魔法学校でも講堂室は普通2つだ なのに聖学園はそれの3.5倍!? 「7つないと足りないんだよ~全学年が使うからね」 「でも講堂室だけで7つはちょっと…常識越えてる」 「でもまだ驚くのは早いかな、訓練所は模擬用、個人用合わせたら20はあるだろうしね」 「なんかもう驚くことすら出来ないなぁ…」 俺がはぁ…とため息を零すと、皐月は笑っていた。 「どした?俺の田舎人ぷりに笑えるのか!?」 「クスクス…いや……なんか見た目とのギャップが凄くてね……」 「余計なお世話だ」 とか何とかやっている間にようやく俺達は第4講堂室にたどり着いた。 「や…やっと着いた……」 俺は直ぐさま椅子に座り机に突っ伏した
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