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──‥ぃ…っ!
……誰……?
誰かが、あたしの眠りを妨げる。
ウルサい…
小さかった声が、段々大きくなった。
「おいっ!!大丈夫か!?」
……へ…?何が‥?
男の子の声がしっかり、耳に届く。
意味が分からない…
あたしは、さっきまで眠っていて勝手に貴方が起こしたんでしょう?
大丈夫なのはあたしの部屋を入って来た貴方の方……っ
途端に、鈍い痛みが体中に走り抜けた。
い…、痛い…。
生暖かい何かが流れて手を汚す。
……コレ…"血"だ…。
どう…して…?
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