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正弘は、俺の親友。
保育園から同じで、空手も柔道も同じだった。
困った時は助け合い。
俺が家出したときなんか、県外まで一緒についてきてくれた。
こいつは、最高の親友だと思っていた。
俺の親は東京のわけあり。怖いという事は、皆知っていた。
だから、誰しも近づいても来なかった。
それが原因でしょっちゅう同級生と喧嘩。
武道をやっていたので、負けた事はなかった。
そして、また距離ができて…
「なんで普通じゃないの?」その事ばかりが頭を過る。でも、そんなとき、いつも側にいてくれたのが、正弘。正弘も俺と仲良くしているという理由で、皆から避けられていた。
でも、正弘は何も言わずに側にいてくれた。
唯一、まともな目で俺を見てくれていた。
やっぱりお前は親友だ^^
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