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夢じゃない悪夢
正弘をみつけたのは、朝方だった。人が出入りしないような古い工場の真ん中で正弘は寝ている…最初はそう思っていた。
近づいてみたら、頭から血を流し、体中アザだらけだった。
急いで救急車を呼んで、病院に行った。
救急車の中で、正弘は意識はないが、生きていた。
「がんばれよ!正弘!」…俺は必死で呼び掛けていた。
しかし、病院について30分…正弘の心臓は動きを止めた。病室に「ピー」という音が鳴り響く…
「ぇ…?」
俺は、頭の中が真っ白になった。
名前を呼んでも、体を揺らしても、反応がない…。
正弘は天国に旅立った。
俺の目の前で…
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