砂上の城

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砂上の城

ぬけがらみたい なんだ 何もかも すりぬけていくんだ まるで 砂上の城みたいに サラサラと 音もなく ゆっくりと くずれていった なんで、と 問いかけても 答えは かえってこない よせては かえす 波間に 少しだけ 取り残された 思いのように… こんな私を 好きになってくれる人が また あらわれるだろうか。 私を必要として くれる人が まだ この世に いるだろうか。 私は 生きていて いいのかな…。 そんな風に すごす毎日は 切ない…💧 2000.8
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