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どれぐらいの時間が経っただろう…
涙も渇れ、心も落ちてしまった
もう…どうでもいいや……
『うわぁぁ~!!!パパーー!!』
横を見ると、一護がまだ泣いている
泣いたって…
准は帰って来ないよ…
周りを見ると、政樹も紗英も美紀も泣いている
泣いたって…
准は……
准……
渇れた筈の涙が、また溢れ出してきた
准との思い出が頭を駆け巡る
初めてのデート…
初めての旅行…
准からのプロポーズ…
結婚式…
どれもが楽しい思い出ばかりだ
辛い事なんて…
一つもなかった
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