錦戸信久

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『誰だよこんな朝っぱらから』   出てきたのは、髪は短めの茶髪、髭も整えており、服装も今時の感じの男性   ビルのイメージからは想像出来ない男性の登場に私達は呆然と立ち尽くしていた   『何だよ?黙ってないで、何とか言えよ』   朋香『あっ…あの、錦戸信久さんですか?』   男性は私をジッと見て答えた   『あんた…会った事あったっけ?』   その言葉から、どうやらこの人が錦戸信久らしい事がわかる   朋香『私。四季美准の嫁で四季美朋香と言います』   それを聞いて錦戸は納得したかのように頷いた   錦戸『そうか。あんたが…でも、あんたが来たって事は准は…』   錦戸は准の死を悟ったのか俯いた   朋香『あの…准とはどういう関係なんですか?』   すると錦戸は顔を上げ   錦戸『話は中でしよう。入って』   錦戸に促され、私達は部屋の中に入っていった  
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