1025人が本棚に入れています
本棚に追加
/222ページ
バチンッ!!………
政樹『いてぇぇぇ~!!!』
紗英の平手が政樹の頬を捉え、音が部屋に響いた
錦戸『あれ?…オレまずい事言っちゃった?』
錦戸さんは口を手で隠し気まずそうにしている
紗英『いえいえ…大丈夫ですよ。教えて頂き、ありがとうございます』
紗英は、にこやかに笑って言ったが
まだ目は笑っていなかった…
錦戸『そ…そりゃ~良かった。っんで、わかってもらえたかな?』
朋香『わ…わかりました。ありがとうございます』
微妙な空気が流れ始め、暫く沈黙が支配した
政樹を見ると、頬に綺麗に赤い手形が付いている
沈黙が堪えられなかったのか錦戸さんが口を開いた
錦戸『それで、これからどうする気なんだ?』
特に行く宛もなく、ここに来た事を言うと
錦戸『じゃあ、楢崎亜依子の地元に連れて行ってくれないか?』
最初のコメントを投稿しよう!