5人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
桜火は跪き言霊を述べた。
「私、桜火は──」
迷いは消えていた。
「八雲紫様に全身全霊を捧げる事を誓います」
「この命如何様にもお使いください」
紫は笑っていた。桜火は微動だにせず紫の言葉を待つ。
「確かに承りましたわ。これからよろしくね、桜火」
此処に八雲紫の従者が誕生した。
霊夢がスペルカードルールを制定する実に数十年前の出来事である。
「所で桜火…」
「はい、何でしょうか紫様」
「下着ぐらい履いたらどう?」
「は?……っ!?」
桜火は、全裸で誓いを述べたのだった。
「……………」
「おーい、戻ってきなさい」
最初のコメントを投稿しよう!