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アナタの髪が好き
その長い髪が好き
いい匂いのするアナタの髪が好き
風になびくそのキレイな髪が好き
アナタの髪が見れるアナタの後ろを歩くのが好き
アナタの髪に触れるその時間がボクの幸せ
アナタが突然髪を切った
ボクの大好きなアナタの髪はなくなり空虚な気持ちだけが残った
風が吹いてももうアナタの髪はなびかない
アナタの髪に触れることもなくなった
ボクの大切な時間だったのに
いつしかアナタの後ろを歩くこともなくなった
風が吹いたある日
懐かしい匂いがボクの鼻をくすぐる
振り向くとアナタがいた
そこでボクはやっと気付く
たとえ髪が短くなっても髪の匂いは変わらない
アナタは何も変わらないんだってことを
アナタの後ろを歩くのがまた好きになった
アナタの髪が好き
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