2/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
今ではあまり見掛けない、いわゆる呪いのメール。最近だと友達を偽った出会い系サイトの迷惑メールが多いけど、当時は呪いのメールというのが頻繁に送られてきた。中学生で携帯を持ち始めたばかりで色々とよく分からなかった。呪いのメールなんて下らない。けれど暇潰しに友達連中に送ったりして呪いなんて信じていなかった。 そして期末だったか中間だったか覚えてないが取り合えず夜中にテスト勉強を(当然一夜漬け)していた時の事。 当時着メロにしていたバンプオブチキンのメロディが流れメールがきた事を知らせた。 内容は章に書いた通り。(章に書いてあるものはうろ覚えなんで所々違います。ほとんど勝手に考えて書きました)ご丁寧にグロ画像まで貼ってある。送信元は友人。当時まだそういうグロ画像に耐性の無かった僕はびびってしまい、ビックリさせるなよと思いつつ友人にやり返した。三人に送った所で勉強に戻る。 少し経ってまた同じ内容のメールが来た。送信元は知らない人。 うざったいしメール代がかかる(今みたく定額性なんて当時は無かった)面倒だったしあんまり友人達の勉強邪魔したくなかったのでそのまま放置していた。 すると数分後電話の着信音が鳴った。 ワン切りで三回。 誰だよと思って見てみたら非通知だった。 ・・・え? 非通知で・・・三回? 脳裏に浮かぶのはさっちゃんの画像。血にまみれた顏と暗い闇を宿した瞳。 さっちゃん・・・だから・・・三回? ――背筋が凍った。 携帯。しかも当時の携帯は十六和音が普及し始めた位の今から言わせればショボいもので、今みたいに普及率も高くない状態で。 自分の電話番号を特定されるモノなのだろうか? 当時の携帯はJ-PHONE。確にJ-PHONE同士なら分かるけれど、アドレスは見たことのないものだった。 薄気味悪くなって直ぐにメールは消した。 誰か携帯に詳しい人、教えて欲しい。その当時の携帯の機能でそんなことが可能なのか。 誰か教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!