妖しい石

6/8
前へ
/60ページ
次へ
ズズッ…ズズッ… 床に敷いてある絨毯と衣服の擦れる音・足音だけが静かな部屋に聞こえる。 [まだ得体のしれない何かは部屋の中にいて、部屋の…僕の足元の辺りをウロウロしている] その音が彼の恐怖を更に煽った… 10秒程度だろぅか…それとも何十分だろぅか…気が遠くなるくらぃ長い時間に感じる恐怖… [どぅしたぃんだろぅ…] 幼い心に疑問を感じた。 それと同時くらぃに足音と絨毯の擦れる音が止まる… ドスッ…ドスッ… 下にいた得体のしれない何かの片手がベットの足元に、深く沈み込む…
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

316人が本棚に入れています
本棚に追加