某ラブホ

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それはある日の出来事 俺はその日誕生日だった。 好きな女の子がいた。 ただ、好きな子とは一緒に過ごせない事はわかっていた。 彼女は俺と別れた後にすぐ、彼女と同じ職場の男の子と付き合う事になったからだ。 別れたばかりだったからだろぅか…それとも「人のものになった」からだろぅか… 嫉妬と愛情を感じ、また付き合う事を望んだが、それを言えず、連絡の途絶えた時があった。 ちょうど誕生日の二週間前。 彼女からの急な連絡がきた。 彼氏の相談について。 聞きたくなぃ気持ちも大きかったが、それよりも好きな子が辛い事の方が辛かった。 話を聞くと、内容は「彼氏の甘えん坊」っぷり。 [ん?ノロケ?] と最初は思い、正直イラッとしたが、ちゃんと話を聞くと、それが苦痛だったそぅだ。 どぅやら、若干マザコンの気があるらしぃ。 聞けば聞くほど元カノをお母さんと類似して見てる所があるらしぃ… 俺はどちらかといぅと甘えない方だけど、たまに甘えたりすると「それがカワイイ」と言っていた… [なかなか女の子は難しい…] そぅ思いながら話を聞いてると思い出話に花が咲いてきた。 「あの頃は楽しかった」とか「アソコに遊びに行ったねぇ」とか、俺にとっては懐かしくもあり、切ない気持ちにもなり…複雑な心境だった。 彼女の潤んだ瞳が俺を見つめる… 俺は気持ちを抑えられず、彼女の唇を奪ってしまった。 彼女も拒否はしてこず、両手でしっかりと抱きついてきた。 抑えられない気持ちのまま、彼女の胸を触る。 そのまま服の中に手をいれ、腰に手をまわす… 久しぶりに抱こうとしている元カノの肌が心地よく、気持ちがドンドンと高まる。 彼女も照れながら、俺が触れると甘い吐息を吐く… 車の中で俺と彼女は愛し合ってしまった… 丁度日が登り始めた頃、彼女の顔を見つめると一筋の涙が零れ落ちた… どぅしたんだろぅ?
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