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「おはょぉ。どしたの?なんかあった?」
一瞬、事故か何かかと思い、心配になって聞くと
「違う②」
「誕生日おめでとぅ。それだけ良いたくて電話したの。」
俺は店員に気持ち良く挨拶をされ、おばちゃんにコーヒーを奢ってもらぃ、スロットで初当たりが早く、それだけで気持ちのいい1日だったのに、好きな人にまで誕生日を祝ってくれる電話をもらえて本当に幸せな1日だと感じた。
「ありがとぅ」
そぅいぅと、彼女は
「お礼を言われる事じゃないし(笑)」
「っていぅか今日休みでしょ?今から会えない?私仕事休んじゃった(笑)」
「駄目ぢゃん(笑)いいよ。でも…彼氏は?」
「それも会って話したいからさ。」
そぅ話しながら今自分がスロットを打ってる事を言うと、彼女もスロットを打ちたいから今すぐ迎えに来て欲しいと言う。
俺はわかったと言い、遊技台に食事札を置き、その店から20分ぐらぃの所に住んでいる彼女の家に向かう。
向かいながら、自分は彼女に会える嬉しさと、その反面で[何があったんだろぅ?]という気持ちが混ざり合った気持ちで向かっていた。
彼女の家に着くと、家の前には化粧をして、珍しくスカートをはいている彼女が門の前で待っていた。
[相変わらず平山あやに似てるわぁ…]
そぅ思いながらも口にせず、車のドアを開ける。
「改めて誕生日おめでとぅ。ハイこれ!」
手渡されたのはヴィトンの袋
「開けてみて」
そぅ言われ、袋の中身を取り出すとネクタイが入っていた。
「仕事でも使えるかなって思って。結構この色で良いか迷ったんだぁ~」
嬉しかった。でも…
「彼氏は?」
「別れたいって言った」
「なんで?」
「やっぱK(俺)に会って、今の彼氏の事を色々考えて、私には合ってなぃと思ったし、私にはやっぱりKが大事な人なんだなぁって気付いたの。」
「本当に?」
「…うん。」
なんだか照れくさくもあり、恥ずかしくもありながら、スロット専門店に向かう。
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