過去

5/7
前へ
/385ページ
次へ
「ねぇ……晃、次はどこへ行こうか?」 「そうだなぁ……早苗、お腹空かないか?」 「う~ん。ちょっとだけ空いたかな。」 「じゃあさ、この間良いお店見つけたから、そこ行こうか?」 「うん……晃は、ホント色んな所知ってるよね。楽しみ。」 私は彼の腕を掴んだ。 ――その殺那…… 突然彼の持つ傘が宙を舞って私の目の前で彼は倒れた。 「え……?あ…き……ら?どうしたの………??」 ―― ――― ―――― ……………… 「う……そ…… 嫌あぁぁぁぁ……」 私の脳裏に焼き付いて決して消えようとはしない一瞬の出来事。
/385ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13707人が本棚に入れています
本棚に追加