Beautiful Days

4/16
前へ
/385ページ
次へ
「さぁ次は早苗の行きたい所だね。プレゼントは腕時計にするんでしょ?」 「そうだよ!!もうすぐそこだから。」 聞いてはいないのか二人は歩くスピードが早い。 早すぎる。 私は付いて行くのがやっとだ。 「お~い!此処だよ。」 私は立ち止まり店に入る。 先を歩いていた二人も振り返り後から付いてくる。 私は店に入り目当ての時計が入っていたガラスケースまで一直線に歩く。 まだあるかな…… 不安に思いながら探す。 「良かった……」 ちゃんとあった。 「ねぇ……早苗?それ買うつもりなの?」 二人は驚いているみたいだ。 「そうだよ。駄目かな?」 「いや~駄目じゃないけどさぁ……高くない?」 「う~ん。高いけど……クリスマスと誕生日が一緒だしまぁ記念みたいな物だよ。」 私は笑って誤魔化した。 「流石主任は違うわぁ。」 二人に肩を叩かれながら私はその時計を購入した。
/385ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13723人が本棚に入れています
本棚に追加