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「ふはははははははははははははははははははははは! まだだ! キサマダケハユルサナイ……」
私はドリルを取り、奴のあごに穴を開けてやった。ゴリゴリと言う音がキモチイイ。次はノコギリだ! 両手両足切り刻んでやる。次は腹を裂いて中身を引っ張り出してやる。次はこれだ! 次はあれだ! 次は……。
あれからどれだけたったか、奴だったカスはもう人間ではない。人の形をしていなかった。
「あはははははははははははははははははははははははははは!」
やったぞ、妻よ!
やったぞ、娘よ!
「あははははは……」
でも、
なぜ、
満たされない?
すべてが終わり、私はドア開け、見慣れた光景を眺める。
「おめでとう」
「ありがとうございます……」
私は廊下を歩いていく。これからは何もない、何もない日々が続くのだ。
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