127人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
その夜、ご飯を食べていないヘンゼルは空腹に耐えれず、食べ物を求めてリビングに向かった。
すると、リビングの隣にある寝室から両親の話し声が聞こえて来た。
「あなた、このままだと食べ物が底をつくわ。どうする気なの?」
「……。」
「…何かいい案はないかしら。そうだわ!あなた、あの子達を森に置いて行きましょう」
「…な、何を言ってるんだ。」
「だって、そうでもしないと家族全員飢え死にしてしまうわ。」
「……。」
「それじゃ、明日みんなで森に行きましょう。あなた分かったわね?」
そんな会話を聞いたヘンゼルは急いで、目印になるものを探しに外に行った。
最初のコメントを投稿しよう!