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その夜、ご飯を食べていないヘンゼルは空腹に耐えれず、食べ物を求めてリビングに向かった。 すると、リビングの隣にある寝室から両親の話し声が聞こえて来た。 「あなた、このままだと食べ物が底をつくわ。どうする気なの?」 「……。」 「…何かいい案はないかしら。そうだわ!あなた、あの子達を森に置いて行きましょう」 「…な、何を言ってるんだ。」 「だって、そうでもしないと家族全員飢え死にしてしまうわ。」 「……。」 「それじゃ、明日みんなで森に行きましょう。あなた分かったわね?」 そんな会話を聞いたヘンゼルは急いで、目印になるものを探しに外に行った。
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