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二人の少年が買い物を終えて帰った、その少し後のこと。
「んー……?」
『ゲームショップ 穴場』の店員は一人考え込んでいた。
実はこの店員の青年はもう数年間この店で働いており、置いてある商品はだいたい把握している。
また、中古ショップであるが故に、買取をする際に入ってくるゲームは常にチェックしている。
そんなベテランな彼でも、疑問を抱かずにはいられない。
「『Sil†veR』、か……」
今、店長は休憩中で店にいない。
後で聞こう、彼はそう心に決めた。
「そんなゲーム、うちで取り扱ってたっけなぁ……?」
チケットは配られた。
そして、もうすぐ始まる───
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