始まりの序曲

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…このような冒頭文で始まる古文書を俺は実家の倉庫で見つけた。 若干苦笑ものだ。 こんなの今時古本屋で見つかるくらいの冒頭文だ。 それが自分の家の、しかも倉庫から見つかるとは。 これを苦笑せずに何に苦笑しろと? アホらしいと思いさっさと本を閉じた。 は?ナレーションじゃなきゃ自己紹介しろだと? あ?そんな事言ってねぇって?ま、どっちでもい~けどよ。 俺は文神 尭(あやがみ たか)っつ~奴だ。 雨普高校一年。 外見は身長160以下の少しロン毛でヘアピンしてる これくらいか?自己紹介っつったら。 ん?「何で高校生が古文書読んでるか」って? そりゃ読みたいからだろ。 学校の図書館の本は大方読破しちまってなぁ(笑) それとも何で家に古文書があるのかって方か? そりゃ実家が神社だからだろ。うん。 ま~昔の本なら現代の本と少しは違うかと期待してたが… どうも期待外れだったようだ 一応家の大切な書物なので、倉庫まで返しに行った。
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