非日常の前奏曲

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「少しよろしくて?」 「あ、はい。どぞ」 変な事を考えていたので、少し反応が遅れた 「『虚桜結界石』ってご存知?」 「…は?」 とりあえず驚いた。 いや、驚いたと言うより、完全に思考停止した 「知らない?」 「いや、ちっと分からないですねぇ…」 正直に言ったのだが… 「嘘」 何故か一刀両断 何でだ。 「貴方ここの家系の人でしょう?」 「まぁ、そりゃそうですけど、一応居候でして…」 イロイロ事情がありこの家の居候をしている。 つまりここは凛の実家な訳だ 「『第一子』じゃないの?」 その言葉にピクリと反応した ほら、よく『家系は第一子が継ぐ』ってあるだろ? 神社は霊力云々の関係で第一子制が未だに残っている 先も言った通り、この神社も例外ではないのだが…
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