235人が本棚に入れています
本棚に追加
/1011ページ
「少しよろしくて?」
「あ、はい。どぞ」
変な事を考えていたので、少し反応が遅れた
「『虚桜結界石』ってご存知?」
「…は?」
とりあえず驚いた。
いや、驚いたと言うより、完全に思考停止した
「知らない?」
「いや、ちっと分からないですねぇ…」
正直に言ったのだが…
「嘘」
何故か一刀両断
何でだ。
「貴方ここの家系の人でしょう?」
「まぁ、そりゃそうですけど、一応居候でして…」
イロイロ事情がありこの家の居候をしている。
つまりここは凛の実家な訳だ
「『第一子』じゃないの?」
その言葉にピクリと反応した
ほら、よく『家系は第一子が継ぐ』ってあるだろ?
神社は霊力云々の関係で第一子制が未だに残っている
先も言った通り、この神社も例外ではないのだが…
最初のコメントを投稿しよう!