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「なっ…」
鈴が俺の足元に転がってきたのだ。
それも一つじゃない。
沢山。『沢山!』
その恐ろしい光景にとっさに入口に駆け出した俺は臆病だろうか?
…そして入口が閉まってるのを予想できなかったのは俺が三流小説を読まないからだろうか
「くそっ!」
チリンチリンチリンチリン…
そうしている間にも鈴は足元に転がってくる。
気味が悪い事この上ないので、俺はその鈴を蹴飛ばした。
その鈴は小さい事もあり、カンッと音を立てて飛び、カンッ、カンッと床に落ちた。
…
…あれ?
鈴なのに
『音が鳴らなかったっっ』!
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