おじさんとわたし

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ほとぼりが冷め 私は何とかその宿に泊まる事が出来た どっと疲れた私は風呂に入ると 今までの出来事を思い返す やっぱ迷惑ばっかかけてばっかりだな… 少しへこんだ 部屋に戻り私は布団にくるまり眠りにつこうと思ったが 寒くて眠れない… ガタガタ震えているとノックの音がする 誰だろう? ドアを開けるとおじさんがストーブを持って立っている 『寒いからこれ使え、寝る前にはちゃんと消せよ』 ありがとうございます 『使い方わかるか?古いやつだから』 あっ大丈夫です おじさんはストーブを置いて部屋を出ていった 親に怒鳴り散らした時は怖かったけど やっぱり良いおじさんだったんだな… 怖いけど 私はストーブをつけて暖まり 眠気が出てきてからストーブを消して眠りについた 翌日、頭痛と吐気、節々の痛みと共に起床した 身体が動かない… 布団を這いながら移動しストーブをつけた 恐らく風邪だ… 恐らくと言うより間違いなく 風邪だ…
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