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『まだこれから色んな人に出会うから、よ~く見て選びな』
私にとっては先生しかいない
先生一人だけだから
そんな事言わないで…
先生はため息をつくと
再び口を開いた
『いい?まだ14だろ?その頃ってさ周りが良く見えてない時期なのね、実際そうだったから…俺も』
先生は続けた
『誰かを好きになるのは当たり前の事だし、歳の差なんて関係ないと思うよ』
じゃあいいじゃん…
『でもな、14ぐらいで年上を好きになるのってさ、ちょっとした勢いなのよ…もーちょいしたら解るよ』
…
『好きになってくれて、好きって言ってくれて凄く嬉しいよ…告られる事なんてあんまないし』
……
『それにさ、今自分のやりたい事を最優先にしたいのよ、大学辞めたから尚更ね』
要は邪魔って事?
『ん~…邪魔ってか少し違うかな…もし仮に付き合ったとするよ?絶対ついてこれないし、絶対嫌な思いする』
何でそう断言出来るの?
『まだ14だから』
馬鹿にしないで
『…その内わかるよ、それに…俺と同い年の人でも駄目だったから…お前ならもっと無理』
私は大丈夫、絶対大丈夫だもん
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