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『それも勢い、良いか?お前だからこーゆー風に言ってやってんだぞ?何となく似てんだよな…俺に』
関係ないよ、そんなの
『解るよ解るからね、でもこれだけ言わせて…』
何?
『まだ14歳なんだから、もっと色々なものを見なさい、良い現実と悪い現実』
良くも悪くも知らないよ
私は先生の事が好きなの!
『ループしてんな…じゃあこうしよう、高校卒業してからもう1回来い』
待てない、待てるわけないじゃん
やだよ…今じゃなきゃ嫌だ
『じゃあ無理だ、諦めよう』
うぅ…待つ…
折れた私がそう言うと先生は笑った
『良いか?色々なものを見て、どんなに辛くても目を背けずにそれをみていきな』
…でも…何で海外に行くの?仕事するんじゃないの?
『海外フラフラ旅するのが俺のやりたい事だったから行く、そんだけだよ…帰ってきたら仕事する』
…私も連れてってよ
『おまっ!待つっつたろ?』
…じゃあ待つ
『よし!じゃあ帰んぞ』
先生に家まで送ってもらった私
完全に納得したわけではない
どーせその頃には忘れてだろ…
だからこーゆー約束したんだって
そう思っていた
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