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あ～ダルい…もう疲れた…
ついにその場にへたり込んだ私
少しぐらい乗っても平気かな？
ちょっと…ちょっとだけ
ほんのちょっと乗って
スタンド探すだけだから…
バイクにいい聞かせているのか
はたまた自分にいい聞かせているのか
この場合は前者と言うことにしておこう
自分には大変甘い私は
バイクのエンジンをかけた…
うんともすんとも言わないバイク
あれ？エンジンがかからない
嘘？ちょっと待ってよ！何で？
テンパる私
パンク修理以外私は何も出来ない
どうしよう…JAFか？
あっ…携帯今使えない…
投了…詰み…ゲームセット…
終わりを告げる言葉が私の頭の中を
駆け巡る
…とにかく運ばないと
私はまた鉄の塊と化した愛車を引きずりながら
歩いた
…どれくらい歩いただろう…
登って下ってまた登る…
田舎なんて大嫌いだ
何もない…
せめてコンビニくらいあってほしい…
しかし
目の前に現れるのは
山と田園と潰れたスタンド…
数年前に来てれば
何とかなったんだろーな…
潰れたスタンドの前で座り込む
その横には
『新装開店！』と書かれた旗がパタパタなびいている
何か腹立つな、これ
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