きゃっちみー・いふゆーきゃん

笑う女子には福来たる

『お姉ちゃんバイバーイ』

とちさちゃんは手を振りながら見送ってもらい

私は車に乗り込んだ

『ユースでえぇか？』

そう言いながらシートベルトを締め

車は走り出した

私のバイクはパーツを取り換えないとダメらしく

やはり２日はかかる

それまでこの辺りに腰を据える事となった

…それにしても、ユースって何？

『ユースも知らんの？今までどこ泊まってたん？』

安いホテルとか、旅館とか…まあ安いトコ中心に

『アホやな～ユースやったらもっと安く泊まれるっちゅーの』

へぇ～そんなのあるんだ

『メシは五百円くらいで出してくれるしやな、ユキみたいなのいっぱいおるわ』

私みたいなの？

『旅好きな輩、旅好きやない俺でも知っとるわ』

じゃあそこでお願いします

『敬語使うな』

さーせんwww

…

私はユウキさんの顔を眺める

『何？』

あぁ～やっぱりね

うん、やっぱりそうだ

私は確信した

『だから何？』

ちさちゃんはお母さん似だな

『うっさい！』

とつっこまれ

私はまた吹いた