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「えぇえ! お、女の子の生い立ちを独自で探るなんてなんだか変態さんみたいじゃないか!」
「え? 変態じゃない?」
悪気もなさそうに純粋に述べられたハルカさんの言葉が、私の胸を貫く。
そ、そうだ。私は変態だったぁ~。こんな短いスカートはいちゃって、なにゆえ、平常心でいられるの?
悪戯が成功した子供みたいな顔で声を押し殺して笑うハルカさんの背を見遣り、私は頭を抱えてその場で数分の苦悩を味わった。
「うんとこしょ」
寮に帰り着いた私は早速、ゆかりさんのメールアドレスを登録するために段ボールの中を漁り始めた。
ここへ来たのはつい先日のこと。
昨日は疲れて、早々と眠ってしまったし、携帯を取り出すついでにこの殺風景な部屋もレイアウトしていこう。
「……こんなの本当に必要なのかな……?」
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