死の螺旋

学校

俺は出発まで暇だったので、耕太と話しでもする事にした。

「俺な……今日来たくなかった理由、耕太に話してなかったよな？」

「うん。なんでそこまで嫌がってたんだ？」

俺は、耕太に不安に感じていた事を話す事にした。

「一週間ぐらい前からなんだけど、何かすごく嫌な感じがするんだ。
胸のモヤモヤが徐々に大きくなるにつれ、不安も大きくなってくるし、何か起こるような気がして、今日来たくなかったんだ……」

「そうだったんだ……。裕也の予知みたいなの、よく当たるから怖いな……」

「うん……。なにも起こらなければいいけど……」

俺は耕太に話した事で、少し気持ちが楽になったのか、少し不安な気持ちも減っていた。