フロント

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二人は1階に着くとフロントに向かって歩き始めた。 「もうすぐ着くな」 「うん」 俺は、真也から離れないように、ぴったり後ろを付いて歩く。 しばらく歩くとフロントが見えてきた。 「あそこだな」 真也はフロントが見えると走り出した。 「あっ!待ってよ~」 すかさず真也を追いかける。 タッ タッ タッ タッ フロントの前までくると立ち止まり、辺りの様子を見る。 「誰もいないな」 真也は誰もいないのを確認すると、フロントの中に入って行った。 辺りを気にしながら真也に付いて中に入る。
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