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「じゃあ、何処から探す?」
「地下は危ないような気がするから、関係者のみの部屋を探そう」
「わかった。どこの階から行く?」
「ん~。ちょっと待ってね」
フロントの近くにあるホテルの地図を見た。
「ん~」
地図で客室以外の部屋を探す。
「怪しい部屋は二つだけだね」
「その部屋は、どこにあるんだ?」
俺は、地図を指差して真也に説明する。
「二階の奥角の部屋と、この一階の食堂を過ぎた所の部屋だね」
「わかった。じゃあ、近い食堂奥の部屋に行こう」
「うん」
真也は早くあの男の正体をつかみたくて、焦っていた。
俺は、真也の表情を見て、同じ様に焦り始めていた。
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