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二人は食堂の近くまでたどり着いた。
「裕也。もうすぐ食堂だぞ」
「うん」
二人はゆっくり食堂に近づく。
食堂の前にきた所で真也の足が止まる。
「真也くん。なんで止まるの?」
すぐにでも食堂から離れたかったので、真也に早く行ってもらおうとした。
「早く行こうよ」
問いかけに真也は答えない。
「真也くん?」
真也は食堂の中を見たままピクリとも動かない。
真也の様子が変なのに気がつくと、真也の側に近づいた。
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