学校

9/9
前へ
/153ページ
次へ
フェリーに乗った俺達は、不安になりながらフェリーに揺られていた。 数時間フェリーに乗っていたからか、だんだん気分が悪くなってきていた。 「耕太。ちょっと風浴びにいかないか?」 「いいけど。気分でも悪いのか?」 「ちょっとな……。船酔いしただけ」 「そっか。じゃあ行こうか」 「うん」 二人は甲板にでて風にあたった。 「おい!」 「ん?おぉ!」 二人が見たものは真っ赤な夕日だった。 「なんか不気味だな」 「あぁ……。普段見ても何とも思わないけどな……」 少し夕日を見ると二人は最初にいた場所に戻った。 それから一時間たった頃 、フェリーは無事に目的地らしき島にたどり着いた。 どうやら俺がいだいていた不安は、間違いだったのかもしれない。 「このまま何も起こらなければいいんだけど……」 俺は独り言を言いながら下を向きなから歩く。 島に着いた俺達は、担任の指示に従ってフェリーを降り、宿泊するホテルに歩いて向かった。
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

447人が本棚に入れています
本棚に追加