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フェリーに乗った俺達は、不安になりながらフェリーに揺られていた。
数時間フェリーに乗っていたからか、だんだん気分が悪くなってきていた。
「耕太。ちょっと風浴びにいかないか?」
「いいけど。気分でも悪いのか?」
「ちょっとな……。船酔いしただけ」
「そっか。じゃあ行こうか」
「うん」
二人は甲板にでて風にあたった。
「おい!」
「ん?おぉ!」
二人が見たものは真っ赤な夕日だった。
「なんか不気味だな」
「あぁ……。普段見ても何とも思わないけどな……」
少し夕日を見ると二人は最初にいた場所に戻った。
それから一時間たった頃
、フェリーは無事に目的地らしき島にたどり着いた。
どうやら俺がいだいていた不安は、間違いだったのかもしれない。
「このまま何も起こらなければいいんだけど……」
俺は独り言を言いながら下を向きなから歩く。
島に着いた俺達は、担任の指示に従ってフェリーを降り、宿泊するホテルに歩いて向かった。
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