更なる悲劇

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タッ タッ タッ コンコン 「お~い!いるか~?」 ………… 他の生徒が泊まる部屋をノックしたが、中から何も返事がない。 「いないのか?」 一応いるか調べてみたほうがよさそうな気がしたので、中に入る事にした。 「はいるぞ~」 ガチャ 緊張と不安から手は汗で濡れていて、声もいつもより高くなっていたが、一応一声をかけてから部屋に入った。 部屋に入るとすぐに回りを見渡す。 部屋の中はシングルベッドが二つあり、小さい木製のテーブルが一つとイスが二つあるだけの、いかにも寝る為だけの部屋って感じがした。 「俺の部屋と変わらないな」 部屋の中を不自然な所がないか調べる事にした。
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