学校

3/9
前へ
/153ページ
次へ
「お~い!裕也~」 裕也とは俺の名前だ。 「耕太おはよ」 「おはよ。それより裕也よく来たな~。昨日はあんなに来るの嫌がってたのに」 「まあな…卒業できないと困るしな…」 裕也は嫌そうな顔で答える。 「そりゃそうだ」 耕太は軽く笑いながら言っていたが、俺はそんな気分には、なれないでいた。 なぜなら、昨日から不安は消えるどころか、更に増していたからだ。 俺は足どり重くグラウンドに向かって歩き始めた。
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

447人が本棚に入れています
本棚に追加