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母親と父親が居たからこそ、この地に足をついた。
母親からは、言葉に出来ない程の愛。
優しさを貰い。
父親からは、世の厳しさ、人との触れ合い(人情)を教えて貰った。
そして、何も知らない、小さな自分から、徐々に大きくなり、成長するが故に問題をおこしてる自分が居た。
その都度、何かと面倒を重ね、その度に両親は頭を下げていた。
それを、ツラく感じる自分は居なかった。
仕方が無いと...
親だろっ。
って思っていた。
やがて成人を迎え、父親の背も抜き、ただ小さくなっていった母親が居た。
昔の大きさがない。
淋しくなってく2人の背中。
大人として、初めて見せてくれるまなざし。
なぜそこまで...
面倒しか掛けてない。
あんた達に何もしてないよ。
裏切ってばっかりだよ。
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